こんにちは、4人の子育てをしながら、フルタイムで働くママのSHIORIです! 今日は、15年以上の子育て経験の中で実践してきた「ありがとうの心」を育てる方法について、詳しくお話ししたいと思います。
結論から申し上げると、子どもの感謝の気持ちを育むには、まず親が率先して「ありがとう」を伝え、その気持ちに気づける環境づくりをすることが何より大切なんです。
感謝の気持ちが子どもに与える良い影響とは
最近、末っ子(6歳)がこども園で素敵なエピソードを作ってくれました。お友達が積み木で遊んでいる時に、うまく積み上げられずに困っているのを見て、自分から「手伝おうか?」と声をかけたそうです。その後、一緒に素敵な作品を作り上げ、お友達から「ありがとう!」と言われて、とても嬉しそうな表情を見せてくれたと先生から聞きました。
なぜ幼児期からの「ありがとう」教育が重要なの?
感謝の気持ちが育む3つの力
幼児期からの感謝の気持ちの育成は、子どもの心の成長に大きな影響を与えます。具体的には:
- 共感力の向上:他者の気持ちを理解する力が育つ
- 自己肯定感の成長:感謝されることで自信がつく
- 社会性の発達:人との関わり方を学ぶ
わが家で実践している「ありがとう」を育む7つの具体的な方法
1. 親から積極的に感謝を伝える
高校1年の長女は美術部で忙しい中、下の子の宿題を見てくれることがあります。そんな時は必ず「お姉ちゃんが教えてくれて本当にありがとう。妹も喜んでいるよ」と具体的に感謝を伝えるようにしています。
2. 日常の小さな行動にも注目
中学1年の次男は、サッカー部の練習で疲れているはずなのに、時々食器を下げてくれます。そんな何気ない行動にも:
- 「食器を下げてくれてありがとう」
- 「疲れているのに気遣ってくれて嬉しいな」
- 「お兄ちゃんの優しさに感謝だね」
3. 家族で感謝を共有する時間を作る
毎日の夕食時には、必ず「今日のありがとう」を話し合う時間を設けています。小学2年の三男が「今日、転んだときに保健室の先生が優しく手当てしてくれた」という話をしたり、年長の末っ子が「お兄ちゃんが靴下を探すのを手伝ってくれた」と報告したり。
4. 感謝の気持ちを形にする工夫
言葉だけでなく、形にして表現することも大切です:
- 手作りカードの作成(誕生日や記念日に)
- お手伝いで気持ちを表現
- 感謝の言葉を書き留めるノート作り
5. 地域の人々への感謝を意識づける
登下校時の見守り隊の方々、学校の先生方、習い事の指導者など、子どもたちの周りには多くの支えてくれる人がいます。日々の挨拶や感謝の言葉を通じて、地域とのつながりの大切さを教えています。
6. 感謝の気持ちを育む生活習慣作り
毎日の生活の中で、以下のような習慣を意識的に取り入れています:
- 朝の「おはよう」と「いってきます」
- 食事の前後の挨拶
- 寝る前の「おやすみなさい、今日もありがとう」
7. 家族で協力する機会を増やす
週末の大掃除や行事の準備など、家族全員で取り組む機会を作り、お互いの頑張りを認め合う場面を増やしています。
年齢別・具体的な実践方法
幼児期(3-6歳)へのアプローチ
末っ子の体験を元に、効果的だった方法をご紹介します:
- 絵本の読み聞かせを通じた感謝の心の育成
- 「できた!」を一緒に喜び、認める声かけ
- 簡単なお手伝いからスタート
小学生の時期の工夫
三男(小2)の例:
- 係活動や当番活動の振り返り
- 友達との関わりの中での気づき
- 家族への感謝の手紙作り
中学生・高校生へのアプローチ
長女(高1)と次男(中1)には、より深い視点での感謝を育んでいます:
- 社会への貢献意識の育成
- 家族の一員としての責任感
- 将来を見据えた感謝の気持ち
困ったときの対処法
感謝の気持ちを表現したがらない時期への対応
無理強いは逆効果です。まずは子どもの気持ちを受け止めることから始めましょう。
年齢による変化への対応
特に思春期は素直な表現が難しくなる時期。以下のポイントを意識しています:
- 距離感を大切にする
- 間接的な表現方法を認める
- 子どもの気持ちの変化を待つ
感謝の気持ちが育つと見られる変化
15年の子育ての中で、子どもたちに見られた具体的な変化をお伝えします:
- 自発的な思いやり行動の増加
- 家族間のコミュニケーションの活性化
- 問題解決能力の向上
- 友人関係の良好な発展
まとめ:感謝の心を育てるポイント
最後に、重要なポイントをまとめます:
- 親が率先して感謝を表現する
- 日常の小さな出来事に注目する
- 年齢に応じた適切なアプローチを選ぶ
- 強制せず、自然な形で導入する
- 継続的な取り組みを心がける
子育ては本当に大変ですが、子どもたちの成長する姿を見るたびに、幸せな気持ちでいっぱいになります。これからも試行錯誤しながら、子どもたちと一緒に成長していきたいと思います。