こんにちは、SHIORIです!今回は、中学生の子どもに家事を分担してもらうコツについてお話しします。
我が家の長男(中1)を例に、実践してきた方法をご紹介します。
家事分担は子どもの自立心を育むだけでなく、家族全体の絆も深めてくれる素晴らしい機会なんです。ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
なぜ中学生に家事分担が必要なの?
中学生になると、勉強や部活で忙しくなりますよね。でも、だからこそ家事分担が大切なんです。その理由をいくつか挙げてみましょう。
- 自立心が育つ
- 時間管理能力が身につく
- 家族への感謝の気持ちが芽生える
- 将来の生活スキルが身につく
特に、自立心を育むことは、中学生の成長にとって非常に重要です。家事を通じて、自分の役割を果たす責任感や、家族の一員としての自覚が生まれるんですよ。
我が家の家事分担事情
まず、我が家の状況をお話ししますね。夫婦共働きで、4人の子どもがいます。長女(高1)、長男(中1)、次男(小2)、次女(年長)と、年齢もバラバラ。
特に長男は中学に入学してから、部活動で忙しくなりました。でも、だからこそ家事分担を始めるいいタイミングだと思ったんです。
この経験を活かして、家事分担も少しずつ始めていきました。
中学生の家事分担のコツ7選
それでは、我が家で実践している家事分担のコツを7つご紹介します!
1. 本人の得意分野から始める
長男は料理に興味があったので、まずは夕食の手伝いから始めました。包丁を使う作業は避けて、野菜を洗ったり、ご飯を炊いたりするところからスタートしています。
得意なことから始めると、子どもも楽しく取り組めますし、達成感も得られやすいんです。
2. スモールステップで習慣化する
いきなり大きな仕事を任せるのではなく、小さな作業から始めて徐々に増やしていくのがポイントです。例えば、長男の場合はこんな感じでした。
- 食器を食洗機に入れる
- 食洗機から食器を出して片付ける
- テーブルを拭く
- 床を掃除機で掃除する
小さな成功体験を積み重ねることで、自信がついていきます。
3. 家族会議で役割を決める
家事分担を始める前に、家族会議を開いて役割分担を決めました。これが意外と効果的だったんです。
長男に「どの家事をやってみたい?」と聞いたら、「洗濯物たたみなら得意かも」と言ってくれて。自分で選んだ仕事だから、やる気も出るんですよね。
4. 具体的な手順を教える
家事の仕方を教えるときは、具体的な手順を示すことが大切です。例えば、洗濯物たたみなら:
- 色物と白物を分ける
- 同じ種類の服をまとめる
- シャツの畳み方を実演する
- 畳んだ服の置き場所を決める
このように、細かく説明することで、子どもも理解しやすくなります。
5. 褒めて認める
家事をしてくれたら、必ず褒めましょう。「ありがとう」「助かったよ」という言葉かけは、子どもの自信につながります。
長男が洗濯物をたたんでくれたときは、「きれいにたためているね。お店みたい!」と具体的に褒めました。すると、次からは自分から「洗濯物たたむよ」と言ってくれるようになったんです。
6. ICTを活用する
中学生ともなれば、スマホやタブレットを使いこなしますよね。そこで、家事分担にもICTを活用してみました。
我が家では、家族共有のカレンダーアプリを使って、誰がいつどの家事をするか管理しています。長男も自分の担当日をチェックして、リマインダーを設定しているんですよ。
これなら、「忘れてた」という言い訳もなくなりますね(笑)
7. 柔軟に対応する
部活や試験前など、忙しい時期もあります。そんなときは、無理をさせず柔軟に対応することが大切です。
長男が試験前で忙しかったときは、「今週は勉強に集中していいよ。代わりに来週は頑張ろうね」と声をかけました。すると、試験が終わった後に「約束通り、今週は家事頑張るよ」と言ってくれたんです。
柔軟な対応が、かえって責任感を育むこともあるんですね。
家事分担で得られるメリット
ここまで、家事分担のコツをお話ししてきましたが、実際に始めてみると、様々なメリットがあることに気づきました。
子どもにとってのメリット
- 自立心が育つ
- 時間管理能力が身につく
- 家族への感謝の気持ちが芽生える
- 将来の生活スキルが身につく
- 達成感や自己肯定感が高まる
特に、自立心が育つことは、中学生の成長にとって非常に重要です。家事を通じて、自分の役割を果たす責任感や、家族の一員としての自覚が生まれるんですよ。
長男も、最初は面倒くさがっていましたが、今では「僕がやらないと家が回らない」と冗談交じりに言うくらい、家事を自分の仕事として捉えるようになりました。
親にとってのメリット
- 家事の負担が軽減される
- 子どもの成長を実感できる
- 家族のコミュニケーションが増える
- 子どもの能力や興味を発見できる
私自身、長男が家事を手伝ってくれるようになってから、精神的にも時間的にも余裕ができました。そして何より、子どもの新しい一面を発見できるのが嬉しいんです。
家事分担で直面した課題と解決策
もちろん、家事分担を始めてすぐにうまくいったわけではありません。いくつかの課題に直面しましたが、家族で話し合いながら解決策を見つけていきました。
課題1:忘れてしまう
最初のうちは、自分の担当の家事を忘れてしまうことがよくありました。
解決策:
- 家族共有のカレンダーアプリを使用
- リマインダーを設定
- 冷蔵庫にスケジュール表を貼る
特に、スマホのリマインダー機能は中学生にぴったり。「宿題のリマインダーと一緒に家事のリマインダーも設定しているよ」と長男が教えてくれました。
課題2:やり方がわからない
新しい家事を任せたときに、やり方がわからずに困ることがありました。
解決策:
- 具体的な手順書を作成
- 一緒にやってみせる
- 動画で撮影して共有する
長男が洗濯機の使い方を覚えるのに苦戦していたので、操作手順を動画で撮影しました。すると、「動画なら何回も見返せるから助かる」と喜んでくれましたよ。
課題3:モチベーションの維持
最初は張り切っていても、だんだんとモチベーションが下がってくることもありました。
解決策:
- 定期的に褒める
- 家事ポイント制度の導入
- 家族で成果を振り返る時間を設ける
我が家では、月末に「家事MVP」を決めることにしました。MVPには特別な特典(好きな夕食のリクエストOKなど)があるので、子どもたちも張り切っています。
遊び心を取り入れることで、家事が楽しくなるんですよ。
家事分担で気をつけるべきこと
家事分担を進めていく中で、いくつか気をつけるべきポイントがあることに気づきました。
1. 完璧を求めすぎない
子どもがやる家事は、最初のうちは大人の基準から見ると不完全なことが多いです。でも、ここで完璧を求めすぎると、子どものやる気を削いでしまうかもしれません。
長男が初めて洗濯物をたたんだとき、正直なところシワだらけでした。でも、「自分でやろうとしてくれたこと」を褒めて、少しずつコツを教えていきました。今では見違えるほど上手になりましたよ。
2. 強制しない
家事分担は、あくまで子どもの成長を促すためのものです。強制してしまうと、かえって反発を招いてしまう可能性があります。
長男が部活で疲れて帰ってきたときは、「今日は休んでいいよ」と声をかけます。すると、翌日「昨日休ませてくれてありがとう。今日は頑張るよ」と自主的に家事をしてくれることも。柔軟な対応が、かえって責任感を育むこともあるんです。
3. 年齢や能力に合わせた分担を
中学生といっても、個人差があります。その子の年齢や能力に合わせて、適切な家事を選ぶことが大切です。
長男の場合、最初は簡単な掃除や食器洗いから始めて、徐々に料理の手伝いや洗濯などに移行していきました。無理のない範囲で少しずつステップアップしていくのがコツです。
4. 家族全員で取り組む姿勢を見せる
子どもだけに家事を押し付けるのではなく、家族全員で協力して家事をする姿勢が重要です。
我が家では、週末に「家族で大掃除タイム」を設けています。父親も母親も子どもたちも、みんなで役割分担して掃除をします。家族全員で取り組む姿を見せることで、子どもも自然と家事を家族の仕事として捉えるようになりました。
5. 失敗を恐れない環境づくり
家事にチャレンジする中で、失敗することは当然あります。そんなときこそ、温かく見守る姿勢が大切です。
長男が初めて料理に挑戦したとき、塩と砂糖を間違えてしまったことがありました。でも、「失敗は成功のもと」と励まし、一緒に味の調整を考えました。この経験から、長男は「失敗しても大丈夫」と思えるようになり、より積極的に家事に取り組むようになりました。
家事分担がもたらす予想外の効果
家事分担を始めてみると、当初想定していなかった嬉しい効果もありました。
1. 学習習慣の向上
家事を規則正しくこなすようになると、学習面でも良い影響が出てきました。
長男は、家事の時間管理をするうちに、勉強の計画も立てられるようになりました。「家事と同じで、少しずつコツコツやればいいんだね」と言って、テスト勉強も計画的に進められるように。家事で身につけた時間管理能力が、学習面にも活かされたんです。
2. コミュニケーション能力の向上
家事分担をきっかけに、家族間のコミュニケーションが増えました。
長男が夕食の準備を手伝うようになってから、「今日の献立は何?」「これはどうやって切るの?」など、自然と会話が増えました。また、家事の報告をする中で、学校であった出来事なども話してくれるようになり、親子のコミュニケーションが深まりました。
3. 創造性の発揮
家事を通じて、子どもの創造性が発揮されることもあります。
長男が洗濯物を畳む担当になってから、「効率よく畳む方法」を自分で考え出したんです。YouTubeで洗濯物の畳み方動画を見て研究していたようで、「これだと早く畳めるよ」と新しい方法を提案してくれました。家事が創造性を刺激する機会にもなるんですね。
4. 家族の絆の深まり
家事を分担することで、家族の一体感が強まりました。
「みんなで協力して家をきれいにする」という共通の目標ができたことで、家族の絆が深まったように感じます。長男も「家族のために自分ができることをする」という意識が芽生え、家族への思いやりの気持ちが強くなりました。
まとめ:中学生の自立を育む家事分担のコツ
ここまで、中学生の自立を育む家事分担のコツについてお話ししてきました。最後に、ポイントをまとめておきましょう。
- 本人の得意分野から始める
- スモールステップで習慣化する
- 家族会議で役割を決める
- 具体的な手順を教える
- 褒めて認める
- ICTを活用する
- 柔軟に対応する
これらのコツを意識しながら、家事分担を進めていくことで、子どもの自立心を育むだけでなく、家族全体の絆も深めることができます。
家事分担は、子どもの成長を促す素晴らしい機会です。単なる作業の分担ではなく、自立心や責任感、時間管理能力など、将来必要となるスキルを身につける場としても活用できます。
もちろん、最初からうまくいくわけではありません。試行錯誤の連続かもしれません。でも、家族で協力しながら少しずつ進めていけば、必ず良い結果が得られるはずです。
みなさんも、ぜひ家族で話し合って、楽しみながら家事分担を始めてみてください。子どもの新しい一面を発見できたり、家族の絆が深まったりと、素敵な変化が待っているかもしれませんよ。
家事分担を通じて、子どもたちの自立を育み、幸せな家庭を築いていきましょう!