大量に作った煮物を無駄にしてしまった経験、ありませんか？
つい作りすぎてしまう煮物。同じ味が続くと飽きてしまうし、結局食べきれず捨てることに…。
冷凍保存してもこんな声がよく聞かれます。
「解凍したらかぼちゃがパサパサになった…」
「冷凍したら味が落ちて美味しくなくなった…」
実は、煮物の冷凍保存は意外と失敗しやすいんです！
でも、美味しさをキープしたまま冷凍できたら、飽きることも腐らせることも防げますよね？
そんな悩みを解決するために、今回は煮物を美味しく冷凍保存する方法を調べてみました！
定番！かぼちゃの煮物を美味しく冷凍保存するコツ
煮物は、冷凍保存が可能なものが多いです。
「どんな食材が冷凍できるの？」と疑問に思ったら、「冷凍食品として市販されているものは基本的に冷凍できる」と考えれば安心です。
それでは、煮物の定番「かぼちゃ」の冷凍保存について詳しく見ていきましょう！
保存期間：2週間～1ヶ月
- 保存中に多少の見た目や味の変化がある
- 日本かぼちゃより西洋かぼちゃの方が冷凍に適している
注意点
冷凍する際、かぼちゃは形状や味が劣化することがあります。
よくある失敗例としては、
- 水分が抜けてパサついてしまう
- 温め直すとベチャっとしてしまう
これらの変化が気になる方には、別の保存方法がおすすめです。
おすすめの冷凍保存法
味付けをせずにかぼちゃを水煮して冷凍するのも一つの手です。
解凍後、つぶしてマヨネーズで和えれば、簡単に一品完成！
お弁当のおかずにもぴったりです。
ちなみに、農家の友人から大量のかぼちゃを送ってもらったとき、「どう使おう？」と悩むことが多かったのですが、この方法なら新鮮なうちに水煮にして冷凍しておけるので安心ですね！
ひじきの煮物は冷凍保存に向いている？
保存期間：2週間～1ヶ月
- ひじきは冷凍保存に適した食材
- 一緒に使う具材に工夫が必要
ひじきは元々水分が少なく、冷凍してもパサつきにくい食材です。
また形状が細かいため、加熱や解凍で崩れる心配もありません。
冷凍食品としても定番で、保存性に優れた食材と言えますね。
ただし、煮物として保存する際は、一緒に使う具材に注意が必要です。
ひじきだけでなく、他の食材も解凍後に美味しく食べられるよう工夫しましょう。
具材選びのポイント
- こんにゃくは避ける
冷凍すると食感が変わり、風味も損なわれるため、こんにゃくは入れない方が良いです。 - 人参や豆は細かく切る
具材を小さく切ることで、解凍後のブヨブヨした食感が気になりにくくなります。
以前、ひじきの煮物をお弁当に詰めた際、ご飯の上にそのまま乗せたところ、夫に「もう少し色が欲しいかも…」と指摘されたことがありました。ごめんね、次からは気をつけるよ！
冷凍する際にカップに小分けしておけば、必要な分だけ使えるのでとても便利です。
お弁当に毎日少しずつ使えば、見た目や栄養バランスも良くなりますよ。
このように、冷凍保存を工夫することで、ひじきの煮物を最後まで美味しく食べられます。
次は、冷凍保存で余らせがちな他の旬の食材についてご紹介していきます！
旬の味わい！筍の煮物は冷凍保存可能？
春になると出回る旬の筍。
お裾分けやスーパーの特売で、つい大量に手に入れてしまい、「食べきるのが大変…」と思うこともありますよね。
保存期間：1ヶ月
- 煮た後は素早く冷凍を！小さめに切っておくと便利
- 灰汁抜き後に砂糖を揉み込んで冷凍するのがベスト
※灰汁抜きだけで冷凍も可能ですが、解凍時に水分が抜けて食感が落ちることがあります
筍は冷凍に向いている食材です。水分が少ないため、冷凍・解凍しても形が崩れにくいのが特徴。
小分けにして冷凍しておけば、お弁当に入れても見た目が綺麗で、余り物っぽさが出ません。
なんとなく高級感もある気がして、ちょっとしたおかずとして重宝しますね！
例えば、急におかずが足りない時に出せば、家族やパートナーにも喜ばれるかもしれません。
我が家でも筍は、いただき物や特売品で大量に手に入れることが多いです。
ただ、灰汁抜きで力尽きてしまい、その後の煮物作りは正直ヘトヘト…。
でも、灰汁抜きの状態で冷凍できるとわかれば、もっと気軽に筍を使った料理が楽しめそうです！
これからは旬の筍をもっと活用していきたいですね。
ふきの煮物も冷凍保存で長持ち！
子どもの頃は苦手だった「ふき」。
でも、大人になるとその独特な風味がクセになることもありますよね。
ただ、皮むきの手間がかかるのが難点…。
そんなとき、時間があるときにまとめて作って冷凍保存できたらとても便利です！
保存期間：1ヶ月
- 煮汁を少量加えた状態でラップに包んで冷凍
- 作りすぎた場合は小分けにして冷凍すれば、解凍後もシャキシャキ感が楽しめる
家族と別メニューを用意するのは面倒なので、大人向けのストックがあると助かりますよね。
ちなみに我が家では、夫がふきが苦手なので夕食には出せません（笑）。
でも、大量に作って冷凍しておけば、お昼ご飯にこっそり楽しむことができます！
今からその計画を立てて、ちょっとした楽しみにしています。
これからは冷凍保存を活用して、ふきをもっと気軽に味わいたいですね！
サツマイモの煮物も冷凍保存で長く楽しめる！
サツマイモの煮物、作ってみると意外と減らないことありませんか？
子どもが好きな食材のはずなのに、毎日出すと飽きられてしまい、最後は私だけが白米を諦めてサツマイモを主食にする羽目に…。
でも、冷凍保存できれば、数日おきに出すことができて家族も喜んで食べてくれるはず！
保存期間：1ヶ月
- 煮物を少し濃いめの味付けにして煮詰めた後、粗熱を取ってそのまま冷凍
- 解凍後は、かぼちゃよりやや固めの仕上がりに。少しパサつくものの、美味しく食べられる
これを知っていれば、もっと早く活用できたのに！
実は、子どもが幼稚園のサツマイモ掘りで3本持ち帰ってきたことがあったのですが、結局消費しきれずに困っていました。
冷凍保存できるとわかっていたら、全部煮物にして、毎日お弁当に入れることもできたのに！
高野豆腐の煮物も冷凍保存できる！
高野豆腐を冷凍すると、少しベチャっとした食感になります。
ただ、その柔らかさを好む人もいるので、試してみる価値はありますよ！
保存期間：1ヶ月
- 煮汁ごと冷凍用保存袋に入れるか、汁気を切ってラップで包んで保存
- 解凍時は深めの皿を使うと◎（※解凍時に煮汁が出ます）
お弁当で自然解凍する際の注意点
高野豆腐から出た煮汁が他のおかずに染みてしまうことがあるので、カップなどで仕切ると安心です。
高野豆腐を戻しすぎて困った経験、ありませんか？
「これくらい食べられるはず」と作ったのに、戻した後の量に驚き、結局食べきれない…。
空腹のときに多めに作ってしまうのが原因なのかもしれませんね（笑）。
でも、冷凍保存ができるとわかれば、多く作りすぎても安心！
余った分は冷凍しておけば、次の食事で美味しく楽しめます。
冷凍保存の基本ルール
忙しい毎日を助ける、失敗しない冷凍テクニック！
- 濃いめの味付けがポイント
冷凍・解凍時に旨味が抜けやすいので、最初から少し濃いめに仕上げるのがおすすめ。 - 一口サイズに分けて冷凍
食べる量ごとに小分けして冷凍すれば、解凍時も便利です。 - 急速冷凍で美味しさキープ
アルミトレーなどを使って素早く冷凍することで、味の劣化を防げます。 - 解凍はゆっくり
冷蔵庫で一晩かけて自然解凍するか、急ぐ場合は流水解凍を。
※電子レンジでの解凍は煮汁が出やすく、味が落ちることがあるので注意！ - 1ヶ月以内に使い切る
冷凍保存した煮物は、1ヶ月を目安に食べ切るのがベスト。
失敗の原因は、このルールを守らなかったことかもしれません。
でも少し意識するだけで、冷凍した煮物も美味しいまま楽しめます！
手間がかからない方法なので、すぐに取り入れられますよ。
煮物の冷凍保存ポイントまとめ
それぞれの煮物の特徴に合わせた冷凍術をおさらいしましょう。
かぼちゃの煮物
- 保存期間：2週間～1ヶ月
- 若干の味や見た目の劣化はあるものの保存可能。
- 日本かぼちゃより西洋かぼちゃの方が冷凍向き。
ひじきの煮物
- 保存期間：2週間～1ヶ月
- 冷凍しても見た目や味が変わりにくい優秀な食材。
- こんにゃくは冷凍に不向きなので避けること。
筍の煮物
- 保存期間：1ヶ月
- 小さく切って冷凍するのがおすすめ。
- 灰汁抜き後に砂糖を揉み込むと解凍後も美味しい。
ふきの煮物
- 保存期間：1ヶ月
- 煮汁を少し加えて冷凍すると風味が保たれる。
- 小分け冷凍でシャキシャキ感を楽しめる。
サツマイモの煮物
- 保存期間：1ヶ月
- 若干のパサつきがあるものの、濃いめの味付けで冷凍すれば美味しく食べられる。
高野豆腐の煮物
- 保存期間：1ヶ月
- 解凍時に出る煮汁への対策が必要。
- 冷凍・解凍で柔らかくなるが、それが好きな人も多い。
冷凍保存で煮物をもっと手軽に！
以前は煮物を作るたびに「こんなに作るの？」と家族に驚かれていましたが、これからは「冷凍するから大丈夫！」と言えます。
一度にたっぷり作る方が味が染み込んで美味しいですし、小分け冷凍しておけばお弁当にも活用できます。
忙しい朝に大助かりですし、冷凍食品ばかりのお弁当が、健康的な内容に変わるのも嬉しいポイント。
煮物を上手に冷凍保存して、毎日の食卓やお弁当をより豊かにしましょう！
健康的でバリエーション豊かな食事が、きっと家族にも喜ばれますよ。
