寒い季節になると、おでんが恋しくなりますよね。普段はコンビニのおでんで満足していた私ですが、今回は自分で作ってみようと決意しました!
ただ、おでん作りにあまり慣れていないので、「煮込むときに蓋をするべきなのか、しないべきなのか?」と悩んでしまいました。
美味しいおでんを作るには、じっくり時間をかけて煮込むのがポイントと聞いたことがありますが、具体的にはどうすれば良いのでしょう?
そこで今回、おでんを美味しく仕上げる煮込み方について以下のポイントをまとめました。
- 蓋をするかしないかの正しい判断基準
- 下ごしらえや適切な煮込み時間のコツ
- しっかり煮込んでも硬い大根を柔らかくする方法
おでんは、下準備をきちんとするだけで、あとはじっくり煮込むだけの簡単な料理。お店のように味が染みた絶品おでんを作るために必要な煮込み時間の目安やコツも調べました!
この記事を読めば、家庭でもプロ顔負けの美味しいおでんが作れるようになりますよ。ぜひ参考にして、お家でおでん作りを楽しんでみてください!
おでんを煮るときの蓋問題を解決!正しい煮込み方法とコツ
おでんを作る際に「蓋をするかしないか」で迷う方も多いと思いますが、結論としては「蓋をしない方が良い」とされています!その理由と、さらに美味しく作るためのポイントをご紹介します。
おでんの煮込み中に蓋をしない方が良い理由
蓋をしてしまうと鍋内が沸騰しやすくなり、出汁が濁る原因になります。
沸騰すると具材から余計な成分が出て、それが酸化して風味を損ねることも。
透明感のある綺麗な出汁を保つには、弱火でじっくりと煮るのがベストです。
さらに、蓋をしないことで出汁が蒸発してしまう問題がありますが、これを防ぐにはあらかじめ出汁を多めに準備しておき、必要に応じて足すと良いでしょう。
また、どうしても蓋をしたい場合は、少しずらして隙間を作るのがポイントです。
特に注意が必要なのは練り物。
蓋をすると出汁に味が出すぎて具材そのものの風味が損なわれることがあります。
はんぺんは煮込みすぎると膨らんでしまうため、温める程度で十分です。
具材に合わせた煮込み方で美味しさアップ
おでんは「長時間煮込む=美味しい」ではなく、「具材に合わせた煮込み時間」が鍵です。
例えば、大根や牛すじ、玉子などは長く煮込むほど美味しくなりますが、練り物や餅巾着は短時間で仕上げるのがおすすめです。
浮きやすい具材には“落とし蓋”を活用
練り物のような軽い具材は浮きやすく、出汁に浸からないと乾燥や硬化の原因になります。
そこで役立つのが落とし蓋です。
これを使うことで出汁が均一に行き渡り、蒸発も防げます。
専用の木蓋がない場合はクッキングシートでも代用可能。
ただし、餅巾着は押さえつけると中身が漏れる可能性があるため注意が必要です。
コンビニおでんと蓋の関係
コンビニおでんは蓋をしていないケースが多いのをご存知でしょうか?
蓋を開けておくことで香りが広がり、お客さんの食欲を刺激する狙いがあります。
ただし、衛生面を気にする声も多く、最近では曇らない蓋を使う店舗も増えているようです。
次は、おでん作りに欠かせない下ごしらえや具材ごとの煮込み時間について解説します!
この記事を参考にすれば、自宅でもお店のような絶品おでんが楽しめますよ♪
おでん作りの基本!下ごしらえと煮込み時間のコツ
おでんを美味しく仕上げるには、煮込み時間だけでなく、事前の下ごしらえが非常に重要です。ここでは、出汁の作り方から具材ごとの準備、煮込み時間の目安まで詳しく解説します。
美味しさの要は出汁!基本のレシピをチェック
おでんの味を左右する最大の要因は出汁です。昆布とかつお節を使ったシンプルな出汁をベースに、しょうゆとみりんを加えることで奥深い風味が生まれます。
基本の出汁レシピ
- 水:11カップ
- 昆布:20cm角(切れ目を入れる)
- かつお節:50g
- しょうゆ:1/2カップ
- みりん:2/3カップ
沸騰直前で昆布を取り出し、かつお節を加えて出汁を濾したら完成。手間を省きたい場合は、既製品のだしパックやおでん専用の出汁を活用してもOKです。
具材別の下ごしらえポイント
おでんの具材は事前にしっかり準備しておくと、煮込み中に味がしみやすくなります。以下は主要な具材の下ごしらえ方法です。
具材 | ポイント |
---|---|
牛すじ | 30分ほど下茹でして柔らかくする |
大根 | 片面に十字の切れ目を入れ、米のとぎ汁で茹でて下茹でする |
こんにゃく | 表面に切れ目を入れて塩もみ後、熱湯で茹でて臭みを取る |
ゆで卵 | 殻をむいて半日ほど水に漬け、特有の匂いを抜く |
練り物や揚げ物 | ザルに入れ、上から熱湯をかけて油抜きする |
※特に大根は面取りを省略してもOK。ただし、厚く皮をむくことで煮えやすくなります。
おでんの煮込み時間と火加減
おでんは「弱火でじっくり」が基本です。具材ごとに適した時間を守ることで、全体がバランスよく仕上がります。
具材別の煮込み時間
- 大根、牛すじ、こんにゃくなど硬い具材:30分(蓋をせず)
- 練り物や厚揚げ:15分(落とし蓋を使用)
- はんぺんや餅巾着:食べる直前に温める程度
煮込みすぎると具材の食感や風味が失われるため、適切な時間を守りましょう。
味を染み込ませる裏技
煮込み後、一度火を止めて鍋をタオルで包み、じっくり冷ますと味がしっかり染み込みます。2時間ほどそのまま放置すると、具材が柔らかく出汁を吸収します。
大根が硬いときの対処法
煮込み時間をしっかり取ったのに大根が硬い場合は、以下の方法を試してみてください。
- 大根だけを取り出し、電子レンジで加熱する
- 味噌だれや薬味を活用して風味を補う
硬い大根は、煮物以外の料理(漬物やナムル)にアレンジするのもおすすめです。
自宅でもプロ顔負けのおでんを作れるポイントを押さえれば、家族や友人と楽しむ特別なひと時を演出できます。ぜひ試してみてくださいね!
まとめ
おでんを煮込む際の蓋の使い方や調理のポイントを整理しました。
- おでんは蓋をしないで煮込むのが基本
蓋をすると沸騰しやすくなり、出汁が濁る原因になるため。 - 出汁が蒸発しやすいので多めに用意
蒸発した分はその都度足して、具材がしっかり浸かるようにする。 - 練り物には落とし蓋が便利
浮き上がりを防ぎ、出汁が均等に染み込むようにする。 - はんぺんや餅巾着は煮込まず仕上げに加える
煮込みすぎると形が崩れるため、温める程度で十分。 - 出汁と下ごしらえが味の決め手
丁寧な準備が美味しいおでんを作る鍵。 - 煮込み時間の目安はトータル約45分
長時間煮込む必要はなく、具材ごとに適切な時間で仕上げる。 - 煮込み後は自然に冷ますことで味がしみ込む
火を止め、鍋をタオルなどで包んで約2時間放置するのがおすすめ。
以前はおでん作りに時間がかかるイメージがありましたが、今回の調査で1時間以内に作れることがわかりました。買い物ついでに思い立って作ることもでき、専用鍋がなくても家にある土鍋や鍋で簡単に作れます。
正しい手順と火加減を守れば、しっかり味がしみ込んだ大根や柔らかい牛すじも思い通りに仕上げられます。難しい工程はなく、丁寧な準備を心がけるだけで美味しくなります。
ちなみに、余ったおでんを保存する際は、一度40度程度までゆっくり冷ました後に急冷するのが最適です。これにより、風味を保ちながら安全に保存できます。
寒い季節には、ぜひこの方法で手作りのおでんを楽しんでみてください!