レシピで使用される分量が「cc」や「ml」で書かれているとき、手元に計量スプーンしかない場合、どれくらいの量を計るべきなのか迷うことがありますよね。
特に、mlやccを大さじや小さじに換算したい場合、その計量の方法がわからず困ってしまうことも。
そこで、今回は50cc(ml)の量が大さじや小さじでどのくらいになるのかを詳しく説明します。
まず、大さじ1杯・小さじ1杯とは?
まず、大さじ1杯は15cc(ml)、小さじ1杯は5cc(ml)というのが一般的な換算です。これに基づいて計算すると、50cc(ml)は大さじ3杯分と小さじ1杯分に相当します。
この換算を覚えておけば、計量スプーンを使って手軽に必要な分量を測れるようになります。また、レシピで「ml」と「cc」が使われていることがありますが、実はどちらも同じ体積の単位を示しています。つまり、1ml=1ccなので、どちらを使っても問題ありません。
これにより、レシピを見ながら気にせずに換算を行うことができるので安心です。
「計量スプーンを正しく使わないと50cc(ml)の量がズレてしまう?」
50cc(ml)を大さじや小さじで換算した場合でも、計量スプーンを正しく使わないと量が大きくズレてしまうことがあります。
例えば、大さじや小さじを使う際に山盛りにしたり、逆に足りなかったりすると、意図した量を超えたり足りなくなったりしてしまい、料理の味にも影響を及ぼすことになります。正確に量を計るためには、計量スプーンを正しく使用することがとても大切です。
そこで、計量スプーンを使う際に気を付けるべきポイントをおさらいしましょう。
液体調味料を計量スプーンで正しく計測するには?
液体調味料を計る際には、スプーンの縁いっぱいまで注ぎ、その表面張力を利用して少し盛り上がった状態で1杯とします。
この方法で、こぼれないギリギリのところを意識して計量するのがコツです。液体は表面が滑らかであり、盛り上がるため、この感覚をつかんでおくと、より正確に測れるようになります。
個体調味料やペースト状の調味料を計量スプーンで正しく計測するには?
一方、固体調味料やペースト状の調味料を計る際は、スプーンを「すりきり」にすることが重要です。砂糖や塩、小麦粉などの粉末調味料や、マヨネーズ、ケチャップなどのペースト状調味料も、最初にスプーンですくってからふんわりと山盛りにします。
その後、スプーンの柄やヘラを使って余分な部分を取り除き、平らにしてから計量します。この「すりきり」にすることで、正確な量を測ることができるので、注意して行うようにしましょう。
「50cc(ml)を大さじや小さじを使わず、重さで測る方法」
もし大さじや小さじを使って50cc(ml)を計ることに不安を感じる場合、重さで測る方法もあります。計量カップが手元にない場合でも、調味料ごとの重さを知っておけば、キッチンスケールを使って簡単に正確な量を測ることができます。
調味料の重さはあらかじめ把握しておくと、よりスムーズに計量できるので、覚えておきましょう。
液体調味料の重さ
液体調味料の場合、通常50cc(ml)は次のように計算できます:
- 水 50cc(ml)=50g
- 酒 50cc(ml)=50g
- 酢 50cc(ml)=50g
- 醤油 50cc(ml)=60g
- みりん 50cc(ml)=60g
- 油 50cc(ml)=40g
粉末状調味料の重さ
次に、粉末状の調味料の重さは以下のようになります:
- 上白糖 50cc(ml)=30g
- グラニュー糖 50cc(ml)=40g
- あら塩 50cc(ml)=50g
- 食塩 50cc(ml)=60g
- 小麦粉 50cc(ml)=30g
- 片栗粉 50cc(ml)=30g
ペースト状調味料の重さ
ペースト状の調味料は次の通りです:
- 味噌 50cc(ml)=60g
- バター 50cc(ml)=40g
- マヨネーズ 50cc(ml)=46.7g
- ケチャップ 50cc(ml)=50g
これらの重さを把握しておくと、計量カップがなくても、キッチンスケールを使って非常に簡単に50cc(ml)の分量を測ることができます。
ただし、調味料や製法によっては同じ種類の調味料でも若干重さが異なることがあるため、これらの数値はあくまで目安として使い、量が多くなると誤差が生じる可能性があることを考慮して利用するようにしましょう。
まとめ
50cc(ml)の分量を大さじや小さじで測る方法について、しっかり理解できたでしょうか?レシピでccやmlが使われていると、計量スプーンを使う際に少し戸惑うことがありますが、大さじ1杯が15cc(ml)、小さじ1杯が5cc(ml)であることを覚えておくと、簡単に換算できます。また、「ml」と「cc」は同じ体積の単位なので、どちらを使っても問題なく計量できます。
計量スプーンを使うときには、液体調味料と固体調味料で計測方法が異なる点を意識しましょう。液体調味料は表面張力を活かして、少し盛り上げて測ります。一方、固体調味料やペースト状のものは「すりきり」で測ることがポイントです。
もし計量スプーンを使うのが不安な場合や、もっと正確に測りたい場合には、調味料ごとの重さを把握しておくことで、キッチンスケールを使って簡単に測ることができます。液体、粉末、ペースト調味料ごとの重さを覚えておけば、スムーズに計量できるので、ぜひ覚えておきましょう。
最終的には、量を正確に測ることが料理の仕上がりに大きく影響しますので、計量の際は少しの注意を払うことで、レシピ通りの味を再現しやすくなります。