こんにちは、4人の子育て真っ最中のワーママ、SHIORIです!
今日は我が家で実践している防犯教育について、詳しくシェアしたいと思います。 最近、不審者情報や子どもが被害に遭う事件のニュースを見るたびに胸が痛みます。でも、必要以上に怖がらせるのもよくないですよね。今回は、子どもたちに無理なく防犯意識を身につけさせる具体的な方法をご紹介します。
防犯教育を始めたきっかけ
きっかけは、長男が中学生になって部活動が始まり、帰宅時間が遅くなったことでした。同時期に、校区内で不審者の出没情報があり、わが家の防犯対策を見直す必要性を強く感じました。
また、長女は美術部で制作の時は日が暮れることもあり、下の子たちも習い事で一人で行動する機会が増えてきました。夫と相談して、体系的な防犯教育を始めることにしたんです。
年齢別の防犯教育のポイント
幼児期(年長の次女)の場合
幼い子には、恐怖心を植え付けないよう、遊び感覚で教えることを心がけています。
- 家族以外の人にはついていかない(歌にして覚えやすく)
- 知らない人から声をかけられたら、すぐに先生や親に伝える
- 公園では必ず友達と一緒に遊ぶ
- 困ったときは大きな声で助けを呼ぶ
- 「あぶない」と感じたら、その場から離れる
幼児期の防犯教育で気をつけていること
次女には、お人形を使って楽しく学べるようにしています。例えば、お人形を使って以下のような場面を演じてみます:
- 知らない人にお菓子をもらう場面
- 道で声をかけられる場面
- 一人で遊んでいるときに誘われる場面
小学生(小2の三男)の場合
「いかのおすし」を基本に、具体的な行動を教える重要な時期です。
基本の「いかのおすし」をより具体的に
- いかない:知らない人についていかない ・「急いで!」と言われても、その場で立ち止まる ・友達と別行動を取らない
- のらない:知らない人の車に乗らない ・家族の車でも、合言葉がないと乗らない ・友達の家族の車でも、事前に親の許可がないと乗らない
- おおごえ:危険を感じたら大声を出す ・「助けて!」「どろぼう!」など、具体的な言葉を使う ・防犯ブザーと合わせて使う
- すぐにげる:安全な場所まで逃げる ・近くのお店や公共施設に逃げ込む ・防犯カメラのある場所を把握しておく
- しらせる:家族や先生に知らせる ・すぐに携帯電話で連絡 ・近所の大人にも助けを求める
中高生(中1の長男・高1の長女)の場合
自分で判断して行動できる年齢なので、より実践的な防犯を教えています。特に気をつけているのは、SNSの利用についてです。
SNSでの防犯ルール
- 個人情報は絶対に載せない ・学校名 ・住所や電話番号 ・顔がはっきり分かる写真
- 知らない人からのフォローやDMには応答しない
- 位置情報の共有は必ず切る
- SNSで知り合った人との実際の出会いは絶対NG
外出時の防犯対策
- 防犯アプリの適切な使用方法
- 人通りの少ない道は避ける
- 常に周囲に注意を払う(イヤホンは片耳だけにする)
- 防犯ブザーは必ず携帯する
実践!防犯教育の具体的な方法
1. 通学路の安全確認
定期的に子どもと一緒に通学路を歩いて、以下のポイントをチェックしています:
- 防犯カメラの設置場所(新設・撤去の確認)
- こども110番の家の位置(引っ越しなどの変更確認)
- コンビニなど、緊急時に駆け込める場所
- 街灯の位置と明るさ
- 人通りの多い安全な道順
2. 防犯グッズの選び方と使い方
子どもの年齢や生活スタイルに合わせて、適切な防犯グッズを選んでいます。
各年齢での持ち物
- 幼児(次女) ・首からかけるタイプの防犯ブザー ・ホイッスル(バッグに付ける)
- 小学生(三男) ・ランドセルに付ける防犯ブザー ・通学帽子の反射材 ・防犯ホイッスル
- 中学生(長男) ・スマートフォン連動型防犯ブザー ・GPS機能付き通信機器 ・反射材付きバッグ
- 高校生(長女) ・スマートフォンの防犯アプリ ・携帯用防犯ブザー ・防犯スプレー(許可を得て携帯)
日常生活での具体的な防犯教育
1. 親子でロールプレイング
月1回の休日を使って、実際の場面を想定した練習をしています。子どもたちも最初は恥ずかしがっていましたが、今では真剣に取り組んでくれています。
実践している場面例
- 不審者に声をかけられたときの対応 ・「お母さんが事故に遭った」と言われた場合 ・「かわいい犬の子犬がいるよ」と誘われた場合 ・写真を撮らせてほしいと頼まれた場合
- 道に迷ったときの行動 ・交番の探し方 ・コンビニでの助けの求め方 ・電話での連絡の仕方
- 痴漢や盗撮被害に遭った場合 ・大声で周囲に知らせる方法 ・逃げる際の注意点 ・防犯カメラの場所確認
2. 地域の防犯活動への参加
地域の防犯活動に家族で参加することで、子どもたちの防犯意識が自然と高まってきました。
- 地域の防犯パトロールへの参加(月1回)
- 学校での防犯教室への保護者としての参加
- 町内会の防犯マップづくりへの協力
- 登下校時の見守り活動(当番制)
3. 情報共有と定期的な確認
家族会議での話し合い
毎週日曜日の夕食時に、以下の項目について話し合っています:
- この1週間で気になったこと
- 防犯グッズの使用状況確認
- 新しい不審者情報の共有
- 通学路の危険箇所の変化
防犯教育で気をつけていること
1. 過度な不安を与えない
必要以上に怖がらせず、冷静に対応できる力を育てることを重視しています。
- 具体的な対処法を示す
- 成功体験を積ませる
- 自己肯定感を育てる
2. 子どもの成長に合わせた指導
それぞれの子どもの性格や行動範囲に応じて、個別に指導内容を調整しています。
3. 定期的な見直しと更新
季節や学年の変わり目には、必ず防犯対策の見直しを行っています。
子どもたちの変化と成長
継続的な防犯教育の結果、子どもたちにも大きな変化が見られるようになりました:
- 周囲への意識が高まった
- 自主的に防犯対策を考えるようになった
- 下の子の見守りもしてくれるようになった
- 地域の方々への挨拶も積極的になった
よくある質問:子どもの防犯教育Q&A
Q1. 何歳から防犯教育を始めるべきですか?
幼児期から年齢に応じた防犯教育を始めることをおすすめします。うちの場合は、以下のように段階的に教えています:
- 2-3歳:基本的な「いや」の表現
- 4-5歳:「いかのおすし」の基本
- 小学生:具体的な対処法
Q2. 子どもが怖がってしまわないか心配です
Q3. 防犯ブザーは本当に必要ですか?
防犯ブザーは必須アイテムです。以下の点に注意して活用しましょう:
- 定期的な電池チェック
- 使い方の練習
- すぐに使える位置に付ける
Q4. SNSの使い方について、どう教えればいいですか?
中高生には特に以下のルールを徹底しています:
- 個人情報は絶対に載せない
- 位置情報はオフにする
- 知らない人からの連絡には応じない
- 投稿前に家族に確認する
Q5. 子どもが不審者に声をかけられた場合、どう対応すべきですか?
以下の手順で対応することを教えています:
- その場から離れる(走って逃げる)
- 大きな声で助けを求める
- 近くの安全な場所(店舗・交番など)に逃げ込む
- すぐに保護者や警察に連絡する
Q6. 通学路の安全確認は、どのように行えばいいですか?
以下のポイントを子どもと一緒にチェックします:
- 人通りの多い安全な道順
- 防犯カメラの設置場所
- こども110番の家の位置
- 緊急時に駆け込める店舗
Q7. 子どもが被害に遭った場合、どう接するべきですか?
以下の点に気をつけて対応します:
- まずは子どもの話をよく聞く
- 責めたり叱ったりしない
- すぐに警察に通報する
- 必要に応じて専門家に相談する
まとめ:効果的な防犯教育のポイント
- 年齢や発達段階に応じた教え方を工夫する
- 定期的な家族での話し合いの機会を持つ
- 実践的なトレーニングを継続的に行う
- 防犯グッズを適切に選択し、使用方法を確実に指導する
- 地域との連携を大切にする
- 子どもの自主性を尊重しながら進める
子どもたちが安全に、そして伸び伸びと成長できる環境づくりのために、これからも家族で防犯について考えていきたいと思います。皆さんのご家庭でも、ぜひ参考にしてみてくださいね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。